Temple and Teahouse in Japan

1953年に来日したスイス人建築家ヴェルナー・ブレイザー（Werner Blaser）による日本の古典建築に関する著作。17世紀から18世紀の木造建築を、モノクロ写真、カラー写真、線画を多用し、ミニマルなグリッドベースの構造を記録しています。デザイン、内容ともに高く評価され、日本の美意識を西洋の建築、美術、グラフィックに紹介することに大きく貢献しました。建築家ミース・ファン・デル・ローエ（Mies van der Rohe）は、多くの友人にこの本を贈りました。

復刻版の本書は、ブレイザーの息子であるクリスチャン・ブレイザーによる本書の歴史に関する文章、インゲ・アンドリッツ（Inge Andritz）によるミース・ファン・デル・ローエと日本建築に関する寄稿、安藤忠雄によるあとがきなど、充実した内容となっています。

1955年に出版された画期的な初版を、新たに写真をスキャンして復刻。デザインは、グラフィックアーティストのリヒャルト・パウル・ローゼ（Richard Paul Lohse、 1902-1988）とアーミン・ホフマン（Armin Hofmann、 1920-2020）によるものです。

ページ: 172
サイズ: 235 × 304 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2021
デザイン: Richard Paul Lohse、Armin Hofmann
出版: Birkhauser