Chacarita Moderna: The Brutalist Necropolis of Buenos Aires

1949年、アルゼンチンが世界で最も強力な国の一つであった時代に、ブエノスアイレス市は15万区画の埋葬地を備えた地下墓地「セクスト・パンテオン」の建設を開始しました。この記念碑的なブルータリズム様式の墓地は、葬儀の分野に適用された近代建築の最初で最大の実験でありながら、あまり知られていません。

このプロジェクトの忘れられた建築家であるイターラ・フルヴィア・ヴィラ（Ítala Fulvia Villa、1913-1991）は、アルゼンチン初の女性建築家であり都市計画家です。南米モダニズムの先駆者として、彼女はル・コルビュジエによるブエノスアイレスの基本計画に貢献しました。

それから60年後、フランス人建築家のレア・ナメル（Léa Namer）は「セクスト・パンテオン」を発見し、このユニークでモダンな墓地を徹底的に調査し、その生みの親の名を復活させました。本書は、近代ユートピアの遺産についての思慮深く魅力的な考察であり、歴史の再解釈でもあります。

ページ: 224
サイズ: 220 × 290 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語、フランス語
刊行年: 2024
出版: Building Books